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奈落へ消えし、二人の不死鳥(フェニックス)。

幾度となく、堕落と復活を繰り返す。

暗闇の中で出会う、それは運命(さだめ)か?。

この世に生を受けし日、その瞬間(とき)から、差別と孤独の狭間をさ迷う旅が始まった。

浴びせられる罵声。

突き放され、避けられ続けた日々。

 

息をする一秒すら、永久(とわ)の地獄へ変わる。

闇が光を包み、やがて混沌が視界を覆い尽くす。

 

永き苦痛の日々の末に、巡り会えた不死鳥(フェニックス)。

あの日から共に生きてきた、お前と…。

 

もう独りでは無い。

血を拭う様に、孤独を祓う。

 

初めて感じた、生きている心地を…。

 

幾度と無く、あらゆる喜び、哀しみ、苦痛を分かち合ってきた。

 

果てしなく広がる景色の向こうに、一筋の光を見た気がした。

 

かつて無い希望が目の前にある。

 

求めるかの様に、小さな光へ手を伸ばす。

 

その先にある未来を掴み取る為に…。

 

灼熱と漆黒の闇から、輝かしく蘇る。

 

美しくも妖しい翼を広げながら…。

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